/* sc-component-id: sc-bdVaJa */
.gzihFu{padding:12px 0 20px;font-size:0.7499999999999999rem;line-height:1.6;text-align:center;background-color:#fff;}
/* sc-component-id: sc-bwzfXH */
.ceKNoV:visited{color:#639;} .ceKNoV:hover{color:#cc3434;}
松本市で始まった妊婦への優先接種 31日
長野県松本市で31日、妊婦への優先接種が始まりました。新型コロナウイルスに感染した千葉県の妊婦が、入院先がみつからず自宅で早産し、赤ちゃんが亡くなったことを受けて、県内でも優先接種の動きが広がっています。
県内でいち早く妊婦への優先接種を始めた松本市。初日は15人の予約があり、市の接種会場で順次、接種を受けました。
接種受けた妊婦（26週・38歳）：
「少しは安心したが、今後も気を付けていきたい」
接種受けた妊婦（34週・37歳）：
「最初は迷いましたが（千葉県の）ニュースを見て受けようと。優先的にやってもらえたので安心した」
この優先接種は、千葉県で起きた赤ちゃんの死がきっかけとなりました。
新型コロナに感染し、自宅で療養していた妊娠8カ月の柏市の女性。今月17日に出血があり、入院の調整が行われましたが、すぐに見つからず、自宅で出産。赤ちゃんは早産のため、亡くなりました。
千葉県の担当者（8月20日）：
「痛恨の極み。ご遺族に心よりお悔み申し上げます」
そもそも病床がひっ迫している上、感染者の出産には帝王切開や赤ちゃんの隔離などの措置が必要で、受け入れ先が限られます。
国は都道府県に改めて体制整備などを求めました。同時に妊婦への感染を抑えようと、全国で優先接種の動きが広がっています。
松本市健康福祉部保健所・加藤琢江課長：
「ワクチンを接種したいという安心感が、本人にとっては、まず自身ができる予防の一つなのではと」
県も来月2日から集団接種会場で優先枠を設ける予定です。
また、安曇野市や岡谷市は感染リスクを減らそうと、配偶者や家族を含めて優先接種することにしています。
一方でワクチン接種に不安を覚える妊婦も多いようです。専門家は早産などのリスクが高まるという報告はなく、むしろ重症化を防ぐためにも「接種を受けた方が良い」としています。
信州大学医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長：
「（県内でも）妊婦が感染する事例が8月は多かったので、ワクチン接種を検討した方が良い。流産増えたり、早産増えたり、お子さんの奇形を心配される方も多いと思いますけど、そういったリスクが増えるということは言われてないので、安心して接種していい。妊婦さんは感染すると、特に後期は重症化すると言われているので、ワクチンを打つメリットの方が大きい」
産科医療の現場の声も聞きました。
信大医学部附属病院産婦人科・菊地範彦医師：
「優先接種の話が出てから、検診ではほとんどの妊婦さんがコロナワクチンに関しての質問とか不安をおっしゃる」
信大医学部附属病院・菊地範彦医師は、まず正確な情報を知ってもらい家族も含めて積極的に接種を受けてほしいとしています。
信大医学部附属病院産婦人科・菊地範彦医師：
「今は妊娠週数に関わらず、妊娠を考えている方も含めて積極的に接種をした方が良い。8割は家庭内感染で、自分が気を付けていても感染してしまっていることがありますから、できれば妊婦さんがいる家庭の家族も積極的に接種を受けていただくのが良い」
県内では、妊婦が感染した場合でも、診療体制が整えられているということです。
信大医学部附属病院産婦人科・菊地範彦医師：
「長野県内に関して、コロナに感染した妊婦さんの受け入れ体制を県内で決めています。現状としてはしっかり診療ができる体制が県内にありますので、必要以上に心配しなくていい」
長野放送[/MARKOVE]
