中央西線に流入した土砂 長野・上松町 提供:JR東海
前線による大雨で長野県内の交通機関への影響も長期化しています。JR中央西線の南木曽‐塩尻間は土砂が流れ込んだ影響で運転見合わせが続いています。JR東海は「再開には相当な時間がかかる」としています。
(記者リポート)
「線路に大量の土砂が流れ込んでいます。レールの土台のようなものがむき出しになっていまして、そこから水が滝のように流れ落ちています」
14日に塩尻市木曽平沢で土砂崩落が発生し、JR中央西線の線路に流れ込みました。
中央西線では他にも上松町で土砂が流入。14日から南木曽‐塩尻間で運転見合わせが続いています。名古屋と長野を結ぶ特急しなのも運休となっています。
JR東海は「復旧までは相当な時間がかかるとしか言えない」としています。
木曽地域では前線による大雨で国道19号線が一時通行止めになるなどし、いわば「陸の孤島」のような状態となりました。
住民:
「大雨が降ると必ずあそこは崩れる。これからも直さないと土砂が出るよ」
松本市内へ通学する高校生:
「バス使って塩尻駅まで行って松本まで行くっていう方法しかない。結構、時間かかるんで困ります」
このほか、JR飯田線も橋梁が壊れた影響で伊那松島‐辰野間で運転を見合わせています。
また、アルピコ交通上高地線は田川にかかる橋が傾いた影響で、松本‐新村間で運休となっていて、バスによる代行輸送が行われています。
長野放送[/MARKOVE]