土石流のあった現場(長野県岡谷市・16日午前)
きのう15日、小中学生を含む3人が死亡した長野県岡谷市の土石流の現場は被害の爪痕が残っています。
きのう15日早朝、岡谷市川岸で土石流が住宅を襲い、辰野町の巻渕友希さん(41)次男で中学1年生の春樹さん(12)、三男で小学2年生の尚煌さん(7)の親子3人が死亡しました。
土石流が直撃した住宅には花を手向ける人が訪れていました。
春樹さんとスポーツで交流:
「最後に1回だけ話したかった」
「家は大丈夫と聞こうと思ったが、そういう時は連絡しないと後悔しますね」
現場の住宅からは今も水が吹き出し、流れ込んだ土砂など生々しい爪痕が残っています。
裏山では…。
(記者リポート):
「被害のあった住宅の上の部分に来ています。流されてきたものを見てみますと、大きな岩や木がなぎ倒されているのが確認できます。これを見ただけでも土石流の衝撃の強さがわかります」
現場の沢の上流には県がきょう16日中に土砂の動きを監視するセンサーを設置します。
住民は:
「危ないなという話で帰ってきた。それから40~50分して音がした、土石の。『すぐ逃げろ』ということで避難した」
戻った住民は土砂の片付けに追われていました。
住民は:
「自分たちは気を付けているけどどこで発生するか分からない。自然は恐ろしい」
長野放送[/MARKOVE]