バラの花で彩られた伊那市の中心市街地
バラによる地域活性化イベント「伊那まちバラぶらり」(同実行委員会主催)が21日から、長野県伊那市の中心市街地で始まった。「バラの香りに誘われて散歩する」をテーマに期間中、さまざまなイベントを展開。初日は同市荒井のいなっせ南側広場エントランスでオープニングコンサートが開かれ、バラの花で彩られた商店街にアコーディオンや電子ピアノによる演奏を響かせた。
バラによりまちづくりに取り組む全国の自治体が集まる「ばら制定都市会議(ばらサミット)」が6月3、4の両日、伊那市で開催されるのに合わせ、5月下旬から約1カ月間にわたってバラを楽しむさまざまなイベントを繰り広げる「伊那バラフェスタ2023」の一環。バラを眺めながらまち歩きを楽しんでもらおうと、中心市街地を会場にした催しを企画した。
初日は、同市坂下のロータス音楽教室による恒例のコンサートがあった。バラのイベントにちなんで、石川千文代表がシャンソンの名曲「ラヴィアンローズ」をアコーディオンで演奏。教室で学ぶ生徒も出演して童謡やポップス、アニメのテーマソングなど約20曲を披露し、来場者を楽しませた。
中心市街地では西町から山寺までの県道沿い約1キロの区間でさまざまな種類のバラを楽しむことができる。事務局の若林敏明さん(68)は「(イベントは)バラと街、人の3点セット。人がいてこそ街とバラが引き立つ」とし、期間中多くの来場を呼び掛けている。
「伊那まちバラぶらり」は6月24日まで。3日はバラを見ながら地元の美酒を楽しむ「信州伊那街道初夏の呑みあるき」、4日は午後1時と同2時からの2回、いなっせ正面口周辺をランウェイに見立てた「ファッションショー」が行われる。
[/MARKOVE]