石川県能登地方で最大震度6強
地震への備えです。石川県能登地方で最大震度6強を観測した地震から5月12日で1週間。被害を受けた住宅は600棟以上に上っています。そして、5月11日は千葉県で最大震度5強を観測。相次ぐ地震を受けて、長野県内でも防災グッズなどへの関心が高まっています。
5月5日、能登半島沖で発生した地震。石川県珠洲市で震度6強を観測し、1人が死亡、38人が重軽傷を負いました。
NBSの取材班も現地へ。
(NBS宮原将樹記者 5月6日取材)
「珠洲市の海沿いにある長屋です。屋根が大きく崩れ落ち、壁も歪んでいるのがわかります」
高齢化と過疎化が進む地域を襲った揺れ。倒壊したり、屋根瓦が落ちたりと被害を受けた住宅は少なくとも684棟以上に上っています。
住民(5月8日取材):
「涙が出た。生まれて初めて、こんなでかい地震は」
現地ではボランティアも入り片付け作業が本格化していますが、復旧には時間がかかる見通しです。
きのう(5月11日)は千葉県木更津市で最大震度5強の揺れ。全国で地震が相次いでいます。
長野県栄村で最大震度6強(2011年3月)
県内でも栄村で最大震度6強を観測した地震や、最大震度6弱の神城断層地震など、大きな揺れに度々、見舞われており日頃の心構えと備えが重要です。
防災グッズの特設コーナー(長野県内のホームセンター)
こうした中、長野県上田市にあるホームセンターでは―。
(NBS久保佳輔記者)
「最近、日本各地で地震が発生していることもあり、こちらのホームセンターでは特設コーナーができるほど防災グッズの需要が高まっています」
綿半ホームエイド・沼田英之ストアーマネージャー:
「特に、家具転倒防止用品が売れています」
食器棚やタンスが倒れてこないよう固定するつっぱり棒に棚の扉などが揺れで開かないようにする固定具。能登の地震発生以降、こうした防災グッズの売り上げが伸びています。
70代:
「毎日あるじゃないですか、北海道であったのに、今度は沖縄とか九州で、地震国とはいえ怖い」
80代:
「おっかねえな、(自宅が)3階建てだから。震度3とか4近くが来たら(屋根の)瓦が落ちるだろうな」
いざという時に備えておきたい防災グッズですが、こんな声も―。
80代:
「(防災対策している?)多少は飲み水とか食べ物を。怖いって思っても、どこまでやるかっていうのがわからない」
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