びんずる尊者像 善光寺(長野市)
4月5日、善光寺のびんずる尊者像が盗まれた事件。検察は盗みの疑いで逮捕した男性について「刑事責任能力は問えない」などとして不起訴処分としました。
参拝者がびんずる尊者像を触る(4月25日)
25日の善光寺。多くの人が本堂のびんずる尊者像に触っていました。
隣には警備員の姿も…。事件の後から防犯体制を強化しました。
体の悪い部分と同じところを触ると治るとされ、多くの人に親しまれてきたびんずる尊者像。
警察官に運ばれる「びんずる尊者像」(4月5日)
しかし、4月5日、盗まれました。およそ2時間半後に松本市内で車の中から像が見つかり、警察は窃盗の疑いで30代の男性を逮捕しました。
容疑を認め、「びんずるに恨みがあった。埋めようと思った」などと供述していました。
検察はその後も、捜査を続けましたが、意味が通らないことも話していて、「刑事責任能力は問えない」として、25日不起訴処分としました。
盗まれたのはお朝事が終わり、人が少なくなった午前8時から8時半の間でした。
善光寺は防犯体制を強化
善光寺はその後、防犯体制を強化。警備員をびんずる尊者像の近くに必ず一人を置いています。
また、防犯カメラの増設や動かしたことがわかるようなセンサーの設置も検討しています。
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