午前11時の通行止め解除に合わせてゲートを開ける県諏訪建設事務所の職員=下諏訪町の八島高原駐車場付近
長野県諏訪、上田両建設事務所は18日、県道霧ケ峰東餅屋線(ビーナスライン)の冬期通行止め(下諏訪町八島高原駐車場-小県郡長和町和田峠間、6キロ)を解除した。茅野市と美ケ原などを結ぶビーナスラインが全線開通。高原道路に春が到来し、県外ナンバーや地元の車両が駆け抜けた。
肌寒い陽気だったが、午前11時の解除に合わせて下諏訪町の八島高原駐車場脇のゲート前には乗用車やオートバイが10台以上列をつくった。諏訪建設事務所職員2人が開門すると、エンジン音を響かせて次々に出発。オープンカーなどが風を切りながら、雪のない道路に走っていった。
一番乗りした看護師の石井卓也さん(27)=東御市=は「ビーナスラインは気持ちよく走れるのが魅力。(きょうも)さっそうと駆けたい」と話した。
建設事務所は同日、下諏訪町の県道八島高原線の冬期通行止めを解除した。20日午前11時には茅野市-南佐久郡佐久穂町間の国道299号(メルヘン街道)の通行止めも解除する予定。
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