花見客でにぎわう「鶴亀」
長野市の桜の名所・城山公園の名物、花見小屋のにぎわいが戻った。4月3日、満開を迎えた長野市・城山公園の桜。1日から4年ぶりに花見小屋が営業していて、多くの客でにぎわっている。
■観測史上「最速開花」に慌ただしく準備
花見小屋「鶴亀」
4月1日、午前11時―。オープン前の準備に大忙しの花見小屋「鶴亀」。
花見茶屋「鶴亀」店主・斉藤幸代さん:
「必ず一番上に、絶対に忘れちゃいけないのが席料…」
長野市の桜の名所・城山公園の桜(4月1日撮影)
最後のチェックに余念がない店主の斉藤幸代さん。観測史上最も早く開花が宣言されたため、店は急ピッチで準備を進めてきた。
花見茶屋「鶴亀」店主・斉藤幸代さん
花見茶屋「鶴亀」店主・斉藤幸代さん:
「桜にせかされながらでしたけど、いろいろ大変だったので、ここでようやくスタートをするんですが、ひと疲れしたような感じなんですけど、でも楽しみです」
斉藤さん、忙しさの中にもうれしさが垣間見える。
公園整備のため新たな場所で営業再開した「鶴亀」
60年以上の歴史がある城山の花見小屋。過去3年はコロナの影響で中止となった。
さらに、公園の再整備で例年、花見小屋が建っていた場所での再開ができず、「鶴亀」1店舗のみが駐車場の一角に店を構えることになった。
■早めのオープン 客の笑顔
迎えた4年ぶりの営業。
オープンは12時の予定だったが、客の入りが想像以上に早く…。
花見茶屋「鶴亀」店主・斉藤幸代さん:
「こんにちはー、いらっしゃいませー」
30分早めて、午前11時半に店を開けた。
天気が良かったこともあり、オープンして間もなく席のおよそ半数が埋まった。
「鶴亀」の人気メニューのやきとり
花見客:
「(花見小屋では)10倍おいしく食べられて、うれしいです」
「去年はプレハブ(の店舗)でやったのでちょっと寂しかったけど、きょうは非常に、にぎやかでいいですね」
なじみの客も…。
なじみの花見客:
「女将(おかみ)さん、あの時より若返っちゃったじゃん!」
花見茶屋「鶴亀」店主・斉藤幸代さん:
「あっ、そーですか、とか言って(笑)。ちょっと髪の毛を切って。ようこそ、お花見小屋に。ありがとうございます」
花見茶屋「鶴亀」
なじみの花見客:
「花、かなり咲いたね~」
花見茶屋「鶴亀」店主・斉藤幸代さん:
「咲いたね~。もうちょっと遅くてもいいんだけどね。この子たち(桜)は、これからもっと満開になる」
なじみの花見客:
「『花より団子』かな。そういう言葉もあるけど、花もいいね!」
「毎年ここで(花見を)やるのが、“あぁ春が来たな”と思うので、なくてさみしかったので、きょうは本当に楽しい」
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