JR信濃境駅を出発する下り列車や残雪の富士山と共演する桜=10日、富士見町境
10日の長野県の諏訪地方は、放射冷却の影響で朝の冷え込みが強まり、最低気温は諏訪で氷点下0.3度、原村では同3.2度を観測した。ただ、日中の気温はともに4月下旬並みまで上がり、寒暖差の大きい一日となった。
空気が澄んだことで、富士見町のJR信濃境駅周辺ではシダレザクラやソメイヨシノの薄紅色の花越しに残雪の富士山が浮かんだ。中央東線を行き交う列車を入れて写真を撮る人も。盛りを過ぎた桜も花吹雪を舞わせて、春の光景に彩りを添えていた。
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