自転車のヘルメット着用が全年齢で努力義務化
自転車のヘルメット着用が2023年4月から努力義務化される。自転車の死亡事故の半数は頭部の損傷によるもの。ヘルメットを着用しているかどうかで、脳への衝撃は17倍もの差があるという。努力義務は「全年齢」が対象。おしゃれも意識して、着用率を上げる取り組みが進んでいる。
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■「全年齢」が対象 自転車ヘルメットの努力義務
ヘルメットを着用して自転車通学する高校生
自転車で通勤・通学。この光景が4月から少し変わりそうだ。ヘルメット着用が努力義務化されるのだ。
これまでは13歳未満の子どもが自転車に乗る際、保護者にヘルメットをかぶらせる努力義務があった。
4月からは道路交通法の改正により、自転車に乗る全ての人が努力義務の対象となる。「同乗者」についても同じだ。
努力義務のため罰則などはないが、着用していないと事故の際の過失割合や賠償が従来と変わってくる可能性がある。
■脳への衝撃 17倍の差
なぜ、努力義務化されるのだろうか。
JAF・日本自動車連盟がヘルメットの着用効果を検証した動画。自転車同士が出合い頭に衝突、転倒し、頭を地面に強く打ち付ける実験の様子が映されている。検証の結果、着用していなかった場合、脳への衝撃は着用時のおよそ17倍になることが分かった。
県警交通安全対策室・小原裕之室長
県警交通安全対策室・小原裕之室長:
「自転車に乗っていて交通事故に遭う、また転倒してしまうだけでも自分の体に大きな傷害・衝撃を直接受けるようになります。頭に特に大きな影響を及ぼします」
自転車事故死亡者の多くはヘルメット非着用だった
2022年、県内で発生した交通事故のうち、自転車が関与した事故は全体の1割にあたる532件。8人が死亡していて、全員ヘルメットをかぶっていなかった。過去の死亡事故も未着用がほとんどだ。
県警交通安全対策室・小原裕之室長:
「高校生に入ると極端に着用率は減少してしまいます。事故に遭い大きなけがをする高齢者もヘルメットの着用率は非常に低い状況となっています」
■「かぶった方がいいよね」
上田市で行われた高齢者対象の啓発活動。ヘルメット着用や反射材の装着を呼び掛けた。
上田警察署交通課:
「4月から自転車のヘルメットが努力義務化されます」
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