長野放送
新型コロナウイルスは5月8日に季節性インフルエンザと同じ5類に移行します。長野県は30日、それに伴う対応方針を公表。現在、無料となっている外来診療や入院費は原則として患者負担となります。
5月8日に5類に引き下げられる新型コロナ感染症。
県は30日、それに伴う対応方針を発表しました。
現在、無料となっている陽性判明後の外来診療や入院費は原則として患者負担に。
ただ、治療薬と入院費の一部については少なくとも9月まで公費負担を継続します。
県が指定する医療機関で行ってきた発熱外来はそれ以外の医療機関も対応する「通常の体制」に戻すとしています。
ワクチン接種は引き続き無料で行い、8月までは65歳以上の人などが対象、9月以降はすべての人が対象になります。
長野県・阿部守一知事:
「感染症に対する警戒は怠らずに、県民の健康と命を守る取り組みを進めていく。社会経済活動が日常、通常の形に戻っていくことができるように取り組んでいく」
外来診療は一部を除いて原則、患者負担になります。
ただ、ワクチン接種は自己負担なしで受けられます。
感染者数の発表はこれまで毎日、保健所ごとに行ってきましたが、週1回、定点の医療機関から報告を受け、県内全体の感染者数を推計し公表するとしています。
コロナの感染確認から3年余り。県の対策も大きく変わります。
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