「ばらサミット」に向けて事業計画などを決めた実行委員会
バラによるまちづくりに取り組む全国の自治体が集まる「ばら制定都市会議(ばらサミット)」が6月3、4の両日、長野県伊那市で開かれる。市は関係団体でつくる実行委員会(実行委員長・白鳥孝市長)を設置して準備を進めるとともに、サミットを中心に5月21日~6月24日を「伊那バラフェスタ」と銘打ってさまざまな関連イベントを計画。地域ぐるみで盛り上げを図り、伊那のバラを全国に発信していく考えだ。
同会議は、バラを”市町村の花”として制定していたり、バラが広く住民に愛好されたりしている全国の自治体で構成。現在29の自治体が加盟し、毎年持ち回りでサミットを開催している。伊那市は2017年に加盟が承認され、20年にサミットを開くことが決まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大のため中止に。昨年5月に大阪府岸和田市で開いたサミットで23年に伊那市で開催することが改めて承認された。
サミットには現時点で伊那市を含む16町村が参加を予定。高遠さくらホテル、高遠しんわの丘ローズガーデン、いなっせを主会場に、伊那市の取り組み紹介やサミット宣言、記念植樹、交流会などを計画している。
また、バラフェスタでは、「伊那まちバラぶらり」「高遠しんわの丘ローズガーデンバラまつり」「高遠バラぶらり」の各イベントを開催。飲み歩きやファッションショー、ジャズコンサート、神戸国際大教授の白砂信夫さんの講演会、写真家の津野祐次さんが撮影したバラの写真展などを行う。
5月26日にはしんわの丘ローズガーデンに設けるカートコースの完成お披露目も予定する。
28日に市役所で開いた実行委で白鳥市長は「サミットを機に伊那のバラを全国に広めたい」と力を込めた。
[/MARKOVE]