アルストロメリアをラッピングするスタッフら
長野県伊那市は、友好提携都市として交流する東京都新宿区の児童生徒に今年もアルストロメリアを贈る。今春に卒業する区立の小中学生、特別支援学校の約2500人への祝い品。14日には中学生分の発送準備が同市の「産業と若者が息づく拠点施設(allla)」で行われ、関係者がラッピング作業に追われていた。
アルストロメリアは、上伊那地域が国内生産量1位。人生の節目を迎えた卒業生の門出を祝い、併せて伊那市の魅力発信にもつなげる。花はJA上伊那を通じて用意した。
会場には、紫や黄、赤、白など色とりどりのアルストロメリアが運び込まれ、関係者が順次ラッピング。リボンやメッセージカードを添え、かわいらしく仕立てた。
同市の担当者は「コロナ禍で直接会うような交流が減ったので、新宿区の子どもたちが伊那市との関わりを花を通して忘れないでいてほしい」としていた。小学校と特別支援学校への分は21日に準備する。
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