連携協定を締結し、記念撮影に応じる3市町村と東大先端研(左から今井敦茅野市長、杉山所長、名取重治富士見町長、五味武雄原村長)
長野県茅野市、富士見町、原村は14日、東京大学先端科学技術研究センター(先端研)と連携協定を結んだ。3市町村が2021年に行った共同宣言に基づいて進める環境対策、観光や農業の振興に先端研の知見を生かす。14日に協定の締結式を茅野市役所で行い、先端研の杉山正和所長と3首長が学術振興と地域の発展に期待を寄せた。
協定を基にデジタル技術を用いて変革を促すDX(デジタルトランスフォーメーション)や化石燃料から再生可能エネルギーへの転換を図り、変革を目指すGX(グリーントランスフォーメーション)を推進し、環境に優しい持続可能な地域づくりに強力して取り組む。今回の協定で先端研との連携自治体は全国27市町村となる。
協定書への署名に先立ち、杉山所長は「八ケ岳西麓地域は非常に豊かな生活が送れる可能性がある場所。そうした潜在力と当センターが持つ知恵、財産、人と人とを結ぶことでより有効に機能すると考えている。協定を皮切りに実りある連携を進めていきたい」とあいさつした。
具体的な取り組みに向けて夏ごろをめどにワークショップを行い、具体的な研究や課題解決のテーマを探る。
[/MARKOVE]