長野県栄村(2021年3月12日)
長野県栄村で最大震度6強を観測した地震からもうすぐ11年。地震があった3月12日を「震災を忘れない 栄村防災の日」とする条例が制定されました。
保坂良徳村議:
「災害に対する意識を行政・村民が共有し、未来に語り続ける日として『震災を忘れない 栄村防災の日』制定に関する条例案を提出いたします」
東日本大震災翌日の2011年3月12日、栄村を震度6強の地震が襲い、住宅33棟が全壊。最大1700人余りが避難を強いられ、ストレスなどで3人の高齢者が亡くなりました。
村議会は9日、被害を後世に語り継ぎ、村全体で防災・減災に取り組むため、この日を「栄村防災の日」とする条例を全会一致で可決しました。条例は10日、施行され、3月12日には防災体制のチェックや村民への防災教育を行います。
発起人の1人・相沢博文村議:
「将来に向かって震災から歩き始めた記念の忘れない日は、前々から必要だと思いがあり、村民が手と手を取り合って、お互いを助け合う精神を忘れないという記念日にしたい」
12日には、去年まで続いた「復興灯明祭」に代わって、800個のキャンドルに灯りをともすイベントを行います。
長野放送[/MARKOVE]