国の地方創生推進交付金を活用した事業「SUWAブランドの普及・高付加価値化」として、諏訪地方の岡谷、諏訪、茅野、下諏訪、原の5市町村や商工会議所、商工会、NPO法人諏訪圏ものづくり推進機構などで構成する実行委員会が主催。トヨタ向けの同様の展示商談会は2013年度から始まり、20年度のオンライン開催を含めて5回目となった。
提案件数は、電動化や軽量化、自動運転、原価低減などをテーマにした部品加工や表面処理、設備・装置など77件。出展各社は独自技術や世界初、業界最先端といった自社の強みを展示し、トヨタや同社のグループ会社、協力会社に紹介している。同推進機構によると、初日は約250人が来場。会場を回って展示に見入ったり、興味のある展示では出展企業に熱心に質問を投げ掛けたりした。
来場したトヨタの幹部からは「将来を見越した提案が多く、将来性を感じた」「興味をそそる製品展示が散見された」との声が聞かれたという。来場者アンケートでは「これからの新技術を多く学べた」との評価や、工法の変更でコストダウンにつながる展示を望む声などがあったという。[/MARKOVE]