捜索に向かう隊員(長野県野沢温泉村 2月21日)
また、バックカントリーで遭難です。長野県野沢温泉村の毛無山で行方不明になっていたカナダ人の男性は無事救助されました。今年に入りバックカントリーで3人が死亡していて、県警は改めて「1人で山に入らない」などの注意を呼びかけています。
(記者リポート)
「これから警察が遭難した男性の救助に向かいます」
20日、野沢温泉スキー場の管理区域外のバックカントリーでスキーをしていたカナダ国籍の40歳の男性が「道に迷った」と、村内で出会った知人の外国人にメールを送りました。
その後、男性とは連絡が取れず、21日朝から警察と地元遭対協が捜索。午前10時20分ごろに発見し無事救助されました。けがはなく2時間後に下山しました。男性は雪洞を掘ってビバークしていたということです。
県警 山岳安全対策課・三井康志さん:
「(男性は)飲んだり食べたりしていたので、そこまで大きなけがではないかな」
小谷村で雪崩が発生 外国人2人が巻き込まれる(1月30日取材)
新型コロナの状況も落ち着き、今シーズンはバックカントリーでスキーやスノーボードをする人が増えています。
一方で遭難事故も相次いでいます。1月29日に小谷村では雪崩が発生し、外国人2人が巻き込まれて死亡しました。
長野県警 山岳安全対策課・三井康志さん
県警によりますと、今年に入りバックカントリーでの遭難は12件、17人。小谷村での事故を含め3人が死亡しています。
また、白馬村の八方尾根で2人が行方不明となったままです。
20日野沢温泉村で遭難したカナダ国籍の男性は登山届を出しておらず、単独で滑っていました。
県警 山岳安全対策課・三井康志さん:
「ビーコンという発信機をつけたり複数人で行ったり、必ず天候を確認して行く行かないの判断をしていただけたら」
改めて警察やスキー場が注意を呼びかけています。[/MARKOVE]