酒蔵とラーメン店がコラボした新商品のひとつ(長野県佐久市)
酒蔵とラーメン店がコラボレーションです。新型コロナの影響で酒の消費が落ち込む中、長野県佐久地域のラーメン店が地域の酒蔵を支援しようと、日本酒や酒粕を使ったラーメンの提供を始めます。
次々と作られていくラーメン。12日、佐久市のラーメン店「麺匠佐蔵」には、地元の13のラーメン店の店主が集まり、新商品の試食会が開かれました。
新商品にはすべて酒粕や日本酒が使われています。
県内でも酒蔵が多い佐久地域。しかし、長引くコロナ禍で日本酒の消費量が落ち、酒蔵は苦境が続いています。
そこで、佐久地域の13のラーメン店が13の酒蔵とタッグを組んで、日本酒や酒粕を使ったラーメンを開発。食べて消費し、支援しようという取り組みを始めます。
麺匠 佐蔵・金子祐一店長:
「重点措置で飲食店がお酒を出せない状況が続いて、普段から酒屋さんと付き合いがある中で、なにか飲食店として協力できないか、飲んで消費ができないなら食べて消費しようという企画を考えた」
試食した酒蔵の代表は…
古谷酒造店・荻原深代表:
「とてもおいしいです。(酒粕の香りが)ふわって立ち上る。ラーメンと日本酒って結びつかないもので、普段のお客さんの層も若干ずれていると思う。そこが結びつくことで新しいファンが増えてくれることが期待できる、ありがたい取り組みだと思う」
収束が見えないコロナ禍。この取り組みで、少しでも飲食業界が盛り上がることを期待しています。コラボラーメンは今月14日から6月12日まで、佐久地域の13のラーメン店で提供されます。
長野放送[/MARKOVE]