資料 上高地 大正池脇の防護ネット
長野県松本市の上高地で19日朝、雪崩が発生し岐阜県の40代の男性が巻き込まれました。足の骨を折る重傷です。
警察によりますと19日午前8時半過ぎ、「上高地の大正池脇の斜面で雪崩が発生し巻き込まれた人が救助されている」と別のパーティーから通報がありました。
巻き込まれたのは岐阜県高山市の会社役員の男性(48)でアイスクライミングのため18日から5人パーティで入山していたということです。
資料 上高地
男性は腰のあたりまで雪に埋まったということですが仲間が助け出し、駆け付けた救急隊員が松本市内の病院へ搬送しました。男性は雪とガードレールに挟まれ、右足のすねの骨が折れる重傷です。
上高地に通じる唯一の県道の上高地公園線は冬季は閉鎖され車両は入れませんが、登山者は歩いて入山できます。
ただ、大正池と急斜面に挟まれた狭い場所は雪崩の危険があり防護ネットが張られています。
警察によりますと、雪崩の規模は高さ50メートル、幅30メートルで、現場の状況から表層雪崩と見られるということです。
19日は朝から雨で気温も高く、雪崩が発生したとみて調べています。
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