青木政憲容疑者(31) 長野中央警察署に移される(5月26日夜)
4人が死亡した立てこもり事件の続報です。銃撃には殺傷能力の高い「スラッグ弾」が使われ、警察官1人は銃撃の後、さらにナイフでも刺されていたことがわかりました。また容疑者は「ぼっち」という言葉を使い、ばかにされていると思っていたという趣旨の供述をしているということです。
女性の1人が倒れていた場所
午後1時過ぎ、中野市の畑に花を手向ける女性たちの姿が…。
花を手向けた人:
「痛かっただろうな、怖かっただろうなという気持ちだけ」
この場所は村上幸枝さん(66)が倒れていた場所でした。
男女4人が死亡
5月25日、中野市江部で女性2人が刺され、通報を受けて駆け付けた警察官2人も銃撃され死亡しました。
このうち警察官1人を殺害した疑いで青木政憲容疑者(31)が逮捕・送検されています。
猟銃で撃たれた警察官2人のうち玉井良樹警部補について、警察は29日、銃撃後にナイフで複数回刺されたのが致命傷になったと発表しました。
警察官2人が乗っていたパトカー
また、銃撃には「スラッグ弾」を使ったとみられることも新たに分かりました。「スラッグ弾」は主にクマやイノシシなどの猟に使われる単発弾で、散弾よりも殺傷能力が高くなっています。
運転席の池内さんに1発、その後、助手席の玉井さんに1発撃ったということです。
警察は銃4丁とナイフ1丁を押収し調べています。
4人の死因はいずれも「失血死」で即死に近い状態だったということです。警察は強い殺意があったとみて調べています。
青木政憲容疑者(31) 長野中央警察署に移される(5月26日夜)
また女性2人を襲ったことに関して容疑者は、「ぼっち」という言葉を使い、「ひとりぼっちでいることを悪く言われていたと思った」という趣旨の供述をしているということです。
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