生産者が丹精込めた花が集まった信州フラワーショー・ウィンターセレクション
冬を彩る切り花、花木の出来栄えを競う「信州フラワーショーウィンターセレクション」(JA全農長野など主催)の品評会が9日、長野県伊那市のJA南信会館であった。新型コロナの影響で3年ぶりとなった冬季の品評会には上伊那地方など南信を中心に304点が出品され、審査の結果、最高賞の農林水産大臣賞は末広農園(伊那市)のアルストロメリアが輝いた。
1月の寒波の影響もあり、出品は前回より70点ほど少ないが、上伊那の主力品種アルストロメリア、冬季を代表する品種のアネモネなどがずらりと並んだ。ハウス栽培に利用する燃料代が高騰しているが、JA全農長野生産販売部の山岸順一副部長は「寒い中これ以上ない素晴らしい花がそろった」。
品評会では県職員や市場関係者を交えて色や形などを審査。入賞31点のうち上伊那が20点を占めた。コロナ前は一般公開していたが今回は感染対策で取りやめ、9日は生産者ら関係者が観賞に訪れ、栽培技術の向上に役立てた。
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