長野放送
議員のなり手不足です。春の統一地方選に向け長野県大桑村では23日、村議全員が「進退を表明」しました。早めに公表し村民に立候補を検討する時間を設けることが狙いです。
大桑村議会・瓜尾美佐子議員:
「もう一期頑張ることにしましたので、出馬します」
大桑村議会・岩佐孝和議長:
「今期をもって後進に道を譲りたいと決心しています」
23日開かれた大桑村議会の自由討議会。10人の議員全員が4月の村議選に向け進退を表明しました。
1人が出馬、3人が引退。6人は保留としました。
なぜ、この時期に現職全員が表明したのか…。理由は議員のなり手不足です。
村議選は2011年は無投票。2015年、2019年は11人が立候補して選挙となりましたが、立候補者探しは難航しました。
現職が早めに表明すれば、村民が関心を持ち立候補の検討につながると考えました。
大桑村議会・岩佐孝和議長:
「前回も選挙になっていますが、それまでの経緯(候補者探し)は大変。みんなの意思表示ができたこと、それで一歩進めるのかな」
議員は…
1期で引退・山本秀樹議員:
「(こういう場は)ありがたいと思いました」
4期で引退・沼友行議員:
「どんどん村に言えるような立場の人が増えてもらえればありがたい」
議員全員の進退表明は木祖村や喬木村でも行っています。
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