長野放送
新型コロナの影響を受けた会社に支払われる「雇用調整助成金」。それをだまし取ったとして、長野県小諸市の経営者が逮捕されました。3400万円余りを不正受給したとみられます。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、軽井沢町で食肉卸などを行う「東洋フーズサービス」の社長・桜井康史容疑者45歳です。
警察によりますと、去年5月から6月、従業員に休業手当を支払ったと嘘の申告をし、国の雇用調整助成金236万円余りをだまし取った疑いがもたれています。
労働局によりますと、不正受給は2020年4月からの2年間で3400万円を超えるとみられ、全額返還を求めています。警察は余罪についても捜査しています。
全国で後を絶たない助成金の不正受給。県内では去年12月末現在、およそ11万9600件、885億8000万円が支給決定され、16件、2億1800万円余りの不正受給が確認されています。
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