小雨の中、木やりを境内に木やりを響かせる下諏訪町木遣保存会の会員ら
長野県の下諏訪町木遣保存会(宮坂明宏会長)は15日夜、2023年の合同練習を同町の諏訪大社下社春宮で始めた。12月下旬までの毎週日曜日の夜に春宮境内に集まり、2028(令和10)年の諏訪大社御柱祭に向けて練習を重ねていく。
同会によると、現在は町内の小学1年生から80代までの約100人が所属。昨年の諏訪大社御柱祭や地区の小宮祭で木やりを知り、秋以降に新たに加入した子どもが十数人いて会員数が増えたという。同会は昨年12月に任期満了に伴う役員改選を行い、1日から新体制でスタートした。
この日は宮坂会長(60)が冒頭で「次の御柱まで5年しかない。きちんとした節回しができるよう体調に気を付けながら1年間頑張りましょう」とあいさつ。続いて会員約50人が幣拝殿の前に並び、小雨の中、姿勢や息遣いを確かめながら1回1回集中して「山の神様お願いだー」と声を合わせた。
昨年12月から木やりを始めた下諏訪南小学校1年の児童(6)は「御柱の時に木やりの人を見て自分もやってみたいと思った。次の御柱で木やりができるように練習を頑張りたい」と話していた。
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