ギフトショップ「うらごん」社長の浦野和広さんと看板ウサギの「店長」斗希(とっき)
今年の干支は「ウサギ」。長野県飯山市のギフトショップでは、看板ウサギが「店長」として活躍しています。店では「店長の力で売り上げも跳ね上がってほしい」と話しています。
飯山市のギフトショップ「うらごん」。社長の浦野和広さんの膝で気持ちよさそうにストーブにあたるのは、看板ウサギの斗希(とっき)。この店の「店長」です。
うらごん・浦野和広社長:
「包装を熨斗掛けしている間、お客さんが待っている間に、店長の頭をなでたり写真を撮ったりしています」
愛嬌(あいきょう)たっぷりで地域住民や客から大人気の「店長」。
記者もなでると…
(記者リポート)
「かわいいー、やわらかいですね。なでても全然嫌がらないです。人に慣れている感じがします」
4年前に店長に就任した斗希、実は6代目です。
こちらは2011年4月のNBSのニュース。名物コーナー「わが家のあいどる」に4代目店長のコキチも出演していました。
浦野さんは30年間ウサギを飼い続けています。
うらごん・浦野和広社長:
「ただウサギのお店じゃ面白くないから、店長のいる店というのが売りになるかなと『ウサギ店長』と。よく、猫の駅長さんがいるでしょ、だからウサギの店長がいてもいいかなと思って店長に」
長年、「ウサギ店長」の店として親しまれてきましたが…
斗希の店長就任後の2019年、大きな苦難がありました。台風19号災害です。
うらごん・浦野和広社長:
「朝起きたら店の中に水がもう40センチ、50センチ入っていて…」
外のウサギ小屋は100メートルほど流されたそうです。幸い、当時斗希は店の中にいて無事でしたが、避難などもあり体調を崩しました。
うらごん・浦野和広社長:
「店を元に戻すために約1か月近くかかったが、その間、店長は3階の自宅の方にいたんですが、やっぱり寂しいみたいで、それがストレスになって…」
店は1カ月後に再開。浦野さんの懸命な看病や客との触れ合いで斗希も元気を取り戻しました。
その後は再び名物店長として活躍しています。
さて、今年2023年は卯年。店長の力で…
うらごん・浦野和広社長:
「(どんな年にしたい?)売り上げが跳ね上がる、飛び跳ねる年にしたい」
長野放送[/MARKOVE]