人形店に飾られた「変わり雛」(長野県南箕輪村)
今年も残すところ10日余り。長野県南箕輪村の人形店には、今年の世相を表す恒例の「変わり雛」が飾られています。皆さんは今年、何が印象に残っていますか?
浮かない顔の人形。値上げラッシュ雛です。
南箕輪村の人形店では、今年の世相を表す恒例の「変わり雛」の展示が始まりました。
ウクライナ侵攻や円安などの影響で今年、多くの商品やサービスが値上げされました。特に10月は最多の6699品目が値上げされ家計を直撃しました。
雛の表情に苦しさが表れています。
訪れた人:
「主婦としては値上げラッシュが一番。早く落ち着いてほしい」
今年は、明るい話題が少なかったということで、例年よりも雛は少な目。それでも、こちらは「3年ぶりのわっしょい!雛」です。
コロナ禍も3年目を迎え、夏は各地で祭りや伝統行事が復活しました。県内でも長野びんずるや松本ぼんぼん、花火大会などが3年ぶりに開かれました。
来年はコロナ収束を―。
訪れた人:
「早くコロナが落ち着いて出かけたい」
このほか日本人最多ホームランを放ったヤクルトスワローズの村上選手や、過去最多18個のメダルを獲得した北京オリンピック日本選手団の雛なども並んでいます。
変わり雛は南箕輪村の岩月人形センターで、来年3月3日まで展示されます。
長野放送[/MARKOVE]