小津マルシェで、茅野市の特産品販売するブース=12日、東京・築地の松竹スクエア
映画界の巨匠小津安二郎の生誕120年を記念し、出身地や長野県茅野市など生前にゆかりある地の特産品を集めた「小津マルシェ」が12日、東京・築地の松竹スクエアの1階プラザであった。茅野市もブースで、リンゴ「シナノゴールド」や銘菓「くるみかれん」、「九増兵衛餅」、日本酒「ダイヤ菊」などを訪れたお客に販売した。
小津安二郎の生誕120年と没後60年が重なるこの日、会場では茅野市ほか、東京・江東区、中央区や神奈川・鎌倉市、茅ケ崎市、三重県の津、松阪市、広島・尾道市などが10のブースに特産品を並べた。
茅野市ブースでは、市産業経済部観光課職員の田中仁悟さんらが接客。「お昼休みは多くのお客でにぎわった。たくさんお買い上げいただいた。リンゴも小津さん愛飲のダイヤ菊も完売した」。持ち込んだシナノゴールドやお菓子類もほぼ売り切り、「持ってきたかいがあった」とにっこり。田中さんらは訪れた人に特産品を売るだけでなく、茅野市と小津映画との関わりや、同市で毎年開く「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」などの宣伝にも努めた。
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