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戦前からの建築「クロネコ」 老朽化の中で存続模索 長野県伊那市(長野日報) – 長野県地域ニュース

戦前からの建築「クロネコ」 老朽化の中で存続模索 長野県伊那市(長野日報)

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築100年以上といわれる「クロネコ」の建物
長野県伊那市の通り町商店街の一角。「クロネコ」と呼ばれる古い建物がある。築100年以上といわれ、かつては飲食店として使われていたほか、戦前はいわゆるカフェーとして営業していた時期もあり、モダンな外観にその面影が残る。現在は中古レコードや古本を販売する店が借りているが、遅くとも来年3月いっぱいで引き払うことになったという。レトロな建物に価値を見いだす地元有志らは空き家状態となって老朽化が進み、存続が難しくなることを懸念。今後の運営や活用に向けた模索を始めた。

◆伊那まちのランドマークに◆

6日夜。通り町商店街のシェアオフィスに地元商店主ら10人ほどが集まった。議題は「クロネコ問題」。今の借り主に代わる新たな借り手に運営を引き継いでもらう形が望ましいと考えているが、古い建物で傷みも進んでいることから、難しいのではないかという見方が示された。

出席者からは、借り手が見つからない場合、何人かで借りて営業したり、会費を集めて「存続の会」をつくったりする案が出された。また、具体的な建物の活用方法では、ノスタルジックな風情を生かし、映画などのロケ地として誘致したり、「映えスポット」として発信したりするアイデアが挙がった。

今も建物をバックに写真を撮ったり、この店で食事をしたという人が訪ねてきたりすることもあるという。過去から現在へ時代をつなぐ「伊那まちのランドマーク」。そんな思いで存続を図っていきたいとしている。

◆戦前から営業 男女の社交場◆

当時の事情を知る人によると、この建物は戦前、東京・銀座のカフェー「クロネコ」で給仕として働いていた女性が「クロネコ」の名で営業を始めた。現在のカフェと異なり、酒を提供したり、女性が接客したりするバーやスナックに近い店だった。ダンスホールも備え、男女の社交の場だったという。

戦後はそばやうどんを提供する飲食店に衣替えした。評判は良く、多くのファンに親しまれた。建物の所有者によると、もともとは土地のみを貸していたが、飲食店が閉店する際に建物を引き取り、現在に至っている。

木造3階建てで、いつ、誰が建てたかははっきりしないが、100年以上前とみられる。老朽化で床が傾いたり、外壁が傷んだりしてきているほか、トイレは昔ながらのくみ取り式という。

◆進む老朽化 空き家化懸念◆

現時点で新たな借り手が見つかるかは不透明だ。このまま空き家状態となれば加速度的に老朽化が進み、存続が危ぶまれる事態になりかねない。地元有志らは今回の話し合いを手始めに、今後の運営や活用方法について模索を続けていく方針だ。

一方、建物の所有者も今のところ取り壊す考えはないという。「丸窓があったりしてハイカラな造り。レトロな伊那まちに似合う。壊してしまえば二度とつくれない。誰かが引き継ぎ、まちおこしにつなげてほしい」と活用に向けた動きを見守る。

関係者は難しい状況を認識しつつ「もったいないと言うだけは残せない」と強調。「この建物を何とかしたいと思う人は連絡してほしい」と呼び掛けている。
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[紹介元] 長野日報 – Yahoo!ニュース 戦前からの建築「クロネコ」 老朽化の中で存続模索 長野県伊那市(長野日報)

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