学童から一般、ソフトボール関係者も含め 野球振興への意欲を新たにした野球協会設立総会出席者たち
長野県上伊那地域の野球団体およびソフトボール関係者で構成する「上伊那地区野球協会」が4日、設立総会を宮田村役場で開いた。会長に県軟式野球連盟南信連合会副会長の赤羽和夫さん=宮田村=を選ぶなど役員体制を承認。17日には同村出身で今シーズン、プロ野球パ・リーグの最優秀新人賞(新人王)、最優秀中継ぎ賞に選ばれた埼玉西武ライオンズの水上由伸選手(24)を招いてトークショーを行うほか、各種事業計画を決めた。
同協会は、青少年世代への支援と野球人口増加への活動を組織的に取り組む狙いで今年4月、県高野連やBCリーグ信濃グランセローズなどプロ・アマを交えて設立した「長野県野球協会」の地域組織として位置付けた。県軟式野球連盟、県中学校体育連盟軟式野球専門部、日本リトルシニア中学硬式野球協会信越連盟、県スポーツ少年団軟式部会、県高校野球連盟、県ソフトボール協会、県高校野球OB・OG連盟の7団体が加盟する。
青少年世代の野球選手の発掘や育成、学童野球支援、指導者養成、女子野球選手の育成などを組織的に進める。新型コロナウイルス感染状況や各団体の計画事業の実施状況を踏まえ、この時期の設立総会となった。総会には構成団体の代表者など23人が出席。役員体制や会則、事業計画・予算など計4議案を協議、承認した。
水上選手トークショーは、17日午後2時から、宮田村民会館で開催。今シーズンを振り返るとともに、小中校生時代の恩師らとともに思い出話しを披露する。来場者からの質問コーナーやサイン色紙抽選会も行う。
協会初の事業としては10日に、中高生対象の技術指導講習会を伊那北高校や伊那弥生ケ丘高校など4会場で開く。
赤羽会長は「構成団体の協力を得て、ようやく協会も設立できた。まずは子どもたちの野球人口拡大に向け、しっかりと活動していきたい」と話していた。
役員体制は次の通り(かっこ内は選出団体)。
▽会長=赤羽和夫(県軟式野球連盟南信連合会)▽副会長=久保村智(県高校野球連盟)清水慎一(日本リトルシニア中学硬式野球協会信越連盟)向山賢悟(県ケーブルテレビ協議会)
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