長野放送
入国制限の緩和と円安で長野県内の観光地にも外国人客が戻ってきています。長野県軽井沢町の商業施設では、アジア圏の客が多く訪れ、いわゆる「爆買い」する人もいるということです。
記者リポート:
「軽井沢町のこちらの商業施設でも、コロナ禍で落ち込んでいた外国からの客が続々と戻ってきているということです」
10日の軽井沢町の「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」。平日にも関わらず多くの買い物客の姿がありました。
目立ったのは、香港や台湾などのアジア圏の客の姿です。
香港から:
「子どもの服を。(今のところ)7万円。(Q、満足している?)はい、楽しい。(Q、お目当てのものは買えた?)これからカバンを」
記録的な円安を背景に外国人客の購買意欲が高まっています。香港から来たというこちらの男性は、洋服や財布など複数のブランド品を購入していました。
香港から:
「円が安い。香港ドルに比べても円が安い」
施設によりますと、入国制限の緩和以降、アジア圏を中心に客足が戻ってきているということです。
コロナ禍前には及びませんが、10月は40台の団体バスが訪れました。
施設は「コロナ禍前の水準に戻ることを期待している」と話しています。
一方、土産店などが並ぶ旧軽井沢銀座通り。やはりアジア圏の客の姿が目立っているということです。
通りの飲食店は…:
「いろんな軽井沢のお店の買い物袋下げていたり、当店でもたくさん買い物していただける。インバウンドのお客さまが来てくれれば軽井沢も盛り上がると思うので大変うれしい」
信州に戻り始めた外国人観光客。輸入品の価格高騰など、マイナス面も大きい円安ですが、観光では恩恵を受け始めています。
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