長野放送
こちらは長野県上田市上塩尻で14日に撮影された映像。丸々と太ったクマが寺の境内を歩いています。一帯では出没が相次いでいましたが、15日、わなにかかり駆除されました。
柿の木の上で動く黒い動物。体長1メートルを超える成獣のクマです。木から下りたクマは丸々太っていて、撮影者にも気づかず、のしのしと歩いています。この映像は10月14日の午後5時ごろ、上田市上塩尻の東福寺で撮影されました。
目撃した寺の人:
「気にしないで柿の木に登って柿を食べていた。体つきがいっぱい食べているせいか、太っているというかまん丸で迫力があった」
一方、こちらは同じ上田市上塩尻の住宅地で今月3日に撮影された映像。クマはクルミの木に登り実を食べていたとみられます。
住民(10月4日):
「こんな人里までおりてくるって怖い」
一帯では9月から出没が相次いでいました。住宅の庭のクルミや柿の木に登り実を食べていたほか、近くの小学校の校庭には足跡とみられるものも見つかりました。
目撃情報などは2カ月間で少なくとも6件にのぼります。市や猟友会は警戒を続けわなを設置。
そして、15日―
(記者リポート)
「クマは住宅街から近い、こちらのおりで捕獲されたということです」
15日夜、雌のクマ1頭がわなにかかっているのが見つかり、地元の猟友会などによって16日、駆除されました。捕獲されたクマはこれまで目撃されていたクマと同じ個体とみられます。
住民:
「夜とか朝は玄関出るときも周りを見るような感じで(警戒していた)。同じ個体だろうというものが捕まったので一安心」
ただ、2頭が走ったとみられる足跡も確認されていて、地元の猟友会などは引き続きわなを置く予定です。
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