駒ケ根市の中心市街地をスタートするハーフマラソンのランナー
長野県駒ケ根市の第9回信州駒ケ根ハーフマラソン(市、市教育委員会など主催)は25日、同市の中心市街地を発着点とするコースで開いた。ハーフマラソン、5キロ、3キロの3種目に合わせて3179人のランナーが出場。秋晴れの青空の下、二つのアルプスが映える伊那谷の雄大な景色を楽しみながら健脚を競った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催となる大会。2020、21年は代替えイベントとしてスマートフォンアプリを使ったリモートマラソン大会を開いている。
メインとなる21.0975キロのハーフマラソンは2219人(男子1768人、女子451人)が完走。男子総合では19年の前回大会で優勝した高梨良介選手(26)=駒ケ根市=が1時間8分46秒で2連覇を果たした。女子総合は伊那市出身で石川県在住の安川沙弥香選手(40)が1時間24分5秒で初優勝した。
美しい景観を楽しめるコースに加え、ボランティアスタッフによる運営や沿道からの応援、もてなしに定評のある大会。今回は新型コロナウイルス感染防止に配慮してランナーとの接触を控えながら歓迎の気持ちを伝えた。
20年のリモートマラソン参加をきっかけに関心を持ち、今回初出場したという長野市の会社員石原賢一さん(52)は「天気が良く、ちょっと暑かった。景色も楽しめ、悪くない大会。シーズンの初めにちょうどいい大会なのでまた参加したい」と話していた。
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