コンパクトなタイプが人気
注目のキャンピングカーです。コロナ禍で「車中泊」や「オートキャンプ」の人気が高まり、キャンピングカーを手掛ける業者も好調です。長野県高山村の業者が扱うのは、比較的コンパクトな一台。人気の理由を取材しました。
【動画で見る】新車購入は2年待ち コンパクトなキャンピングカー
■ キャンピングカーを身近に
宮入さん夫婦
ワンボックスカーでドライブを楽しむ山ノ内町の宮入さん夫婦。目的地の信濃町の野尻湖に着くと、車内で弁当を広げてお昼ご飯です。
夫婦の愛車は後部席を改造したキャンピングカー。大き過ぎず、小さ過ぎず。このサイズ感がお気に入りです。
宮入浩之さん:
「スペース的には十分ですよね。座ってしまえば圧迫感もないし、2人と犬2匹でも全然余裕があるかな」
■ 工場はフル稼働
フロット・モビール(長野県高山村)
このコンパクトなキャンピングカーを製造・販売しているのは高山村にある「フロット・モビール」です。主に扱っているのは小型の商用ワンボックスカー。(トヨタ・タウンエース、日産・NV200 など)
軽自動車よりは大きいものの、トラックなどをベースにした大型のキャンピングカーと比べると、ふた回りほど小さなサイズです。
フロット・モビール・高森裕士社長
フロット・モビール 高森裕士社長:
「車の長さは4メートル6センチ、高さ2メートル以内に抑えています。この車でどこに行っても困らないとは思います」
商品名「シュピーレン」
使い勝手や取り回しの良いコンパクトなサイズで気軽に出かけてもらおうと、ドイツ語で「遊ぶ・楽しむ」を意味する「シュピーレン」と名付けて、10年ほど前から販売しています。ベーシックなタイプは1台400万円から450万円ほど。(諸経費込み)
フロット・モビール 高森裕士社長:
「キャンピングカーをもっと身近にという気落ちも込めて、もっと普通に乗れるような車をつくってみようというのがきっかけ」
今、工場はフル稼働状態。忙しい日々が続いています。
■ ちょうど良いサイズ感…車中泊にも、普段使いにも
2021年の販売額は過去最高
密を避けられるとしてコロナ禍に高まったキャンプ人気。テントを張るより気軽ということもあり、オートキャンプや車中泊も人気で県内でも関連施設が続々とオープンしています。
日本RV協会によると、2021年のキャンピングカーの販売額は過去最高の635億4000万円に上っています。
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