今年も販売が始まった「宝剣岳エール」。フルーティーな香りが特徴という
長野県駒ケ根市や宮田村、酒造会社などが連携して進める地元産大麦を原料にしたビール・ウイスキー造りプロジェクトの一環として、今年も地ビール「宝剣岳Ale(エール)」の販売が始まった。今年は新たなラベルデザインで提供。地元酒販店を中心に、数量限定で取り扱う。
農業の6次産業化や水田の新たな転作作物を探る中、両市村と、同村に醸造所を置く地ビールメーカーの南信州ビール、JA上伊那が2015年度から取り組むプロジェクト。ビールは両市村で栽培する二条大麦「小春二条」を原料に、8月下旬に仕込み作業を実施。発酵、熟成を経て今月上旬に瓶詰めし、330ミリリットル入りを約3000本製造した。香り付けには駒ケ根市産のホップを使用している。
製造6年目を迎える今年は、醸造を担当する南信州ビールが立ち上げた新ブランド「Ogna(オグナ)」の商品として、ラベルデザインを一新。二つのアルプスや水をイメージしたロゴマークを採用し、販売している。
同社の竹平考輝常務(57)は「南国フルーツのような甘い香りが特徴。昨年に比べて飲み口がすっきりしている」と評価。「品温の変化を楽しみながら、ゆっくり味わって」と話している。
価格は1瓶600円(税別)。問い合わせは同社駒ケ岳醸造所(電話0265・85・5777)へ。
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