佐藤英二さん、美絵さん夫婦
信州サーモンに魅せられた夫婦の続編です。夫は養殖、妻は加工品の販売で信州サーモンの魅力を広めてきましたが、このほど、念願の実店舗をオープンさせ、ますます販売に力を入れています。
【動画で見る】“信州サーモン愛”夫婦 念願の店オープン 夫は養殖、妻が調理 地元でも魅力広める
■夫が養殖、妻が調理
「信州サーモン」を生かした料理
トマトを器にした「リピエーニ」。イタリア版の南蛮漬け「スカペーチェ」。いずれも県産のブランド魚「信州サーモン」を生かした料理です。
スカペーチェ
販売しているのは長野県安曇野市穂高に2022年7月にオープンしたテイクアウト専門の総菜店「cibo・cibo(チーボ・チーボ)」。
cibo・cibo・佐藤美絵さん
店主は佐藤美絵さん(42)です。
cibo・cibo・佐藤美絵さん(42):
「バタバタと毎日が過ぎていく感じで。でも誰かが買いに来てくれる、うちの味を知ってくれるというのはコツコツですけど、ありがたい」
夫・英二さん
夫・英二さん(51):
「(出荷用の)2キロ以上の魚と傷が入ってないかを調べながら選別してる」
メインの食材・信州サーモンは夫・英二さんが養殖したもの。
夫婦で信州サーモンの魅力を広めています。
養殖している信州サーモン
二人が安曇野市に越してきたのは9年前。英二さんが信州サーモンの養殖を仕事にしたからでした。
英二さんは元料理人で、アメリカやイタリア、そして軽井沢のレストランで腕を振るってきましたが…。
提供写真
夫・英二さん:
「アメリカでもイタリアでもとにかく食材を大切に扱っている。地場産の食材を扱っていて、生産者とのつながりがすごい強い。生産者の存在が身近でなければならないと思った」
生産者と料理人の距離感が大事だと気付いた英二さん。信州サーモンの可能性にひかれていたこともあり、思い切って養殖の仕事を始めました。
すると…
夫・英二さん
夫・英二さん:
「本当に面白すぎてやめられなくなっちゃいました。自分の子どものように大切に育ててあげたものを出荷するのも寂しい気持ちもあるけど、その先で喜んでいただけるお客さまがいれば、やって良かったな」
夫が生産者になると、妻の美絵さんが料理人に。
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