長野放送
南信の秋の味覚「ナシ」です。甘みが強い新品種「天空のしずく」がお披露目されました。農家が減り収穫量が減少する中、期待が寄せられています。
たわわに実ったナシ。県南信農業試験場がこのほど開発した新品種「天空のしずく」です。甘みが強く適度な歯ごたえとシャリ感が特徴です。
13日は農家らにお披露目会が開かれました。
農家:
「期待感ありますよ。果物は今、全国的に生産者が減っていますから、生産量も落ちてまして」
秋の味覚「ナシ」。南信の特産ですが、今、生産量が減少しています。県内全体で、2005年は2万3900トンでしたが、2021年は1万2000トンまで減りました。
他の果樹に比べ受粉や摘果などに手間がかかることや、高齢化で農家が減っていることが大きな要因です。
また、そもそもナシを食べる人も少なくなってきています。そこでこれまでよりも病気に強く、甘みも強い「天空のしずく」を開発しました。
お披露目会でも好評―
農家:
「糖度が上がった甘いナシということになれば売る範囲が広くなるし、リピーターがついてくる可能性があるので(期待している)」
本格的に市場に出回るのは5~6年後。ナシ業界を救えるか、今後に期待です。
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