爽やかな森の中で本格的なジャズの演奏を楽しんだライブ
ジャズと森、農を組み合わせた音楽イベント「森と農のJAZZ LIVE」が11日、長野県伊那市の伊那西小学校森のステージ・森の教室で開かれた。広島を拠点に活躍するジャズトリオ「藤井政美トリオ(FM3)」を迎え、爽やかな森の中で本格的なジャズを楽しんだ。
美しい森の存在と森で過ごす豊かな時間を広く地元の人に知ってもらう目的で、伊那谷を愛する個人や団体でつくる森のジャズライブ実行委員会(中村博実行委員長)が主催した。
スタンダードナンバーの「ジャスト・フレンド」で幕を開け、「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」「ボサノバへのジャズの影響」などの名曲を次々披露した。
会場は伊那西地区の住民が大切に守り育ててきた学校林「林間」にあり、豊かな森とジャズのサウンドが融合。訪れた人たちは木陰に腰を下ろし、手拍子を送ったり、体全体でリズムを取ったりして演奏に耳を傾けた。
中村実行委員長(53)は「久しぶりの開催だったので心配していたが、大勢の人が集まってくれた。天気にも恵まれ、最高のステージができた」と話していた。12日には同市高遠町でも同様のイベントを開いた。
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