長野放送
6日午後、長野市上野の住宅から出火、住宅など14棟を焼いて、そのうち10棟を全焼しました。今回の現場は高齢の方も多い住宅地でしたが、幸い、逃げ遅れた人はいませんでした。住民は近所の人同士の「声かけ」が大きかったと話しています。
自宅が燃えた住民:
「(家の)裏の方の人が『火がついている。もう真っ赤に火が出てるよ』と。(出火は)風の音でわからなかった。それを教えてもらったので難を逃れた。近所の人には助けられた」
火災発生当時、現場には高齢者を含め少なくとも10人ほどがいたとみられ、近所から声をかけられて避難した人もいました。
逃げ遅れた人がいないことも早い段階でわかり、区長の星野さんは、毎年10月の防災訓練で安否確認などをしてきたのが生きたと話します。
上野地区・星野徹区長:
「その家のことを誰も知らないということはなくて、そういう意味では(逃げ遅れなしに)つながったと。助ける、フォローするという形で動けたし、そういう意味ではよかった」
さらに、通報から1時間後には公民館に一時避難所を設けることもできました。日頃の備えが、住民自身を守る速やかな対応につながったようです。
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