2年ぶりに熱戦を繰り広げた下諏訪レガッタ
ボートの第41回下諏訪レガッタ(長野県下諏訪町、NPO法人町スポーツ協会、県ボート協会主催、長野日報社など後援)は4日、下諏訪町の下諏訪ローイングパークで開いた。昨年の第40回大会は新型コロナウイルス感染症拡大を受けて中止となったため、2年ぶりの開催。今回は諏訪地方を中心に68クルーがエントリーし、晴天の下、熱戦を繰り広げた。
種目は舵手1人とこぎ手4人の「ナックルフォア」500メートルで、男女や年代別の9部門で競った。6市町村首長・議長・県議による交流レースで開幕。部門ごとに予選から決勝へとレースが展開し、選手たちは湖岸からの声援を後押しに懸命にオールをこいでいた。
閉会式では各部門の上位3チームを表彰した。今回新たに、昨夏の東京五輪に向けた事前合宿を下諏訪ローイングパークで行ったアルゼンチンとイタリアの両チームとの交流を記念した賞も設置。奨励賞の下諏訪YEG(チームA、チームB、Sヨンパチ)にはアルゼンチンから寄贈されたトロフィーが贈られ、女子シニアパドルで優勝を飾った諏訪娘マミーズにはイタリアから寄贈された選手と同じデザインのTシャツが”イタリア賞”としてプレゼントされた。
諏訪娘マミーズの久保田和美さん(57)=同町=は「まさか優勝できるなんて。いつものメンバーがそろわない中、みんなの協力で出場できたことに感謝。イタリア賞のサプライズもありとてもうれしい」と笑顔で話した。
この日はエキシビションレースもあり、小中学生ボートクラブチーム「すわこRowingClub」の5クルーも初出場。下諏訪南小学校5年の児童は「コックスの声にみんなで合わせてこぐことができた」と満足げだった。
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