長野放送
あの高級珍味の話題です。長野県豊丘村の道の駅で、チョウザメの卵の塩漬け「キャビア」の販売が始まりました。養殖で採れた卵を「山塩」で仕上げた「100%南信州産」です。
キラキラ輝く黒い小さな粒。2日から、豊丘村の道の駅で売り出された世界三大珍味の一つ「キャビア」です。(天女のほほ笑み15グラム9720円)
ロシア産などが有名ですが、これは「100%南信州産」。資源の枯渇で世界中でキャビアの価格が高騰する中、豊丘村では数年前から有志でつくる「振興会」がチョウザメの養殖に取り組んでいます。
会のメンバーで村で割烹料理店を営む池野大樹さんは、自宅のある阿智村の池で育てたチョウザメの卵でキャビアを作りました。
味付けの要となるのは「塩」。そこで、大鹿村の温泉を煮詰めて作る珍しい「山塩」を使い、信州ならではの味に仕上げました。卵にまぶす量を加減して、一般的なキャビアより塩分を抑えたということです。
キャビアを作った割烹料理店「安藤」・池野大樹さん:
「塩分控えめですね。素材の味を分かってもらうのがベース。大鹿村の山塩を使い、卵は自分で育てたものを使うことが、人にはまねできないこと」
道の駅のスタッフが試食―。
道の駅スタッフ:
「全然しょっぱさは感じず、甘みとはいわないが、おいしさが広がる。プチっという感じで食べやすい」
販売が始まると早速、買い求める人が…。
購入者:
「大鹿の塩を使うというのでなかなかいい発想では。ご飯に乗せて、ご飯と一緒に食べてみる」
100%南信州産のキャビア。豊丘村の振興会では「身もおいしいのでキャビアをきっかけにチョウザメの魅力を発信したい」としています。
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