ふるさと納税返礼品として発送した初物の町内産マツタケ
長野県辰野町は1日、ふるさと納税の返礼品として町内産のマツタケの発送を開始した。発送したのは8月に受け付けた納税額1口19万8000円の返礼品「プレミアム(初もの)松茸」。丁寧に梱包され、九州の納税者の下に送られた。同日、通常の1口8万7000円でマツタケを返礼品とするふるさと納税の受け付けも開始。マツタケは9月中旬から下旬にかけて順次発送されるという。
同町のふるさと納税返礼品は現在約240品目あり、金額設定は5000~40万円。2021年度のふるさと納税件数は3785件で、総額は約1億913万円に上るという。
このうちマツタケは14年に返礼品に加えており、昨年度は全体の約8%に当たる319件が希望。北海道から鹿児島まで全国各地から申し込みがあり、納税総額は2853万円で全体の約26%を占めたという。
町は8月31日に今年の町内産マツタケの初入荷を確認し、1日に発送。同日インターンシップで町役場を訪れた大学生らが手伝い、箱に礼状を添えて丁寧に梱包、発送した。町担当者は「マツタケは辰野の宝。今年も豊作となり全国各地、多くの人に辰野の味が届けられれば」と話していた。
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