長野県の新規感染者(7月20日発表)
過去最多を大幅に更新しました。20日、長野県内で新たに1594人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。病床使用率も上昇傾向です。
【動画】居住地別・推移・病床使用率
県内で発表された新規感染者は1594人。4月14日の868人を大幅に上回り、過去最多を更新しました。
居住地別に長野市352人、上田市156人、飯田市148人、佐久市131人、松本市120人、安曇野市78人、須坂市52人、千曲市・小諸市47人など58市町村で確認されました。
長野県の感染者推移
過去最多の352人の感染を発表した長野市は記者会見を開き、「ウィズコロナ」の意識を持ち、生活してほしいとの認識を示しました。
長野市保健所・小林良清所長:
「この感染症をゼロにする、かなり減らすことは困難ではないか。むやみに感染を広げてもいけない。症状がある人は、他の人との接触を断ってもらう。感染症がある前提で社会活動を続けていくことが、全体としては社会のメリット」
県内で新たな集団感染は4件判明しました。
・小学校 10人(伊那保健所管内)
・小学校 10人(北信保健所管内)
・学校 11人(長野市)
・医療機関 5人(松本市)
長野県の確保病床使用率
県内で療養中は5950人、内訳は入院127人、宿泊療養379人、自宅療養4312人、調整中1132人となっています。重症の患者は無く、中等症17人です。
県内の確保病床使用率は19日午後8時時点で22.9%、前日から1ポイント上昇しました。
県は25%を「医療警報」発出の目安の一つとしていますが、重症化リスクの高い高齢者の感染割合が1割を超え、医療機関の外来診療もひっ迫しつつあることなどから、20日、全県を対象に「医療警報」を発出しました。
これに伴い、佐久圏域、上田圏域、諏訪圏域、上伊那圏域、南信州圏域、松本圏域、長野圏域、北信圏域の8圏域について、6段階で示す県独自の感染警戒レベルを「4」に引き上げました。
■圏域ごとの感染警戒レベル
レベル「4」:佐久、上田、諏訪、上伊那、南信州、松本、長野、北信
レベル「2」:木曽、北アルプス
一方、県は強い行動制限はせず社会経済活動はできる限り維持していく方針です。県は、換気・マスク着用など感染対策の徹底やワクチン接種の推進で「感染しない。感染させない」ことを心がけてほしいとしています。
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