事故現場(2016年・長野県軽井沢町)
2016年、長野県軽井沢町で起きたスキーツアーバス事故の裁判で、被告のバス運行会社社長は「運転手の技術は不十分だとは思っておらず、事故は予測できなかった」と改めて主張しました。
【動画】被告人質問でバス運行会社社長は…
乗客乗員15人が死亡する惨事となった事故。検察は「死亡した運転手は大型バスに不慣れで、事故を起こすことは予見できたのに必要な訓練などを怠った」として、バス運行会社社長の高橋美作被告ら2人を業務上過失致死傷の罪で起訴しました。
19日の被告人質問で高橋被告は「責任は強く感じている」としましたが、運転手については「以前の会社で大型バスの経験があり、運転技術が不十分だとは思っていなかった」と述べ、事故も予測できなかったと主張しました。
また、国の監査で運転手の健康管理や安全指導が不十分と指摘されていたことについては「運行管理者に一任していた」と主張しました。
20日はその運行管理者への被告人質問が行われます。
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