長野放送
給食で一流シュフの味です。長野県御代田町の小中学校で12日、町内の高級ホテルのフレンチシェフが考案したメニューが提供されました。いつもとは違った本格的な味に児童たちも大満足でした。
御代田町の御代田北小学校の給食の時間。12日はいつもと少し違います。
6年生の教室を訪れたのは、フレンチシェフの柳原章央さん。料理が自慢の町内の高級ホテル「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」の総料理長で、フランスでも修業を積んだ一流シェフです。
12日のメニューは柳原シェフが考案しました。メインは、鶏むね肉の蒸し煮と付け合わせに野沢菜とニンジンのマスタード和え。そして、地元産の野菜をふんだんに使ったミネストローネに、デザートはいちごのムースです。
子どもたちの反応は…
児童:
「お肉がちょっとすっぱくて、おいしい!」
メインの「蒸し煮」は、給食では使ったことがないというバルサミコ酢やドライトマトがアクセントです。
児童:
「いつもと違う給食でいいですね。(フレンチは)高いものだと思っていたから給食でも食べられて、おいしかった」
「(おうちの人になんて言う?)今度、連れて行ってって言う」
今回の給食は、ホテル側が食育に協力したいと実現。町内の3校で提供されました。
THE HIRAMATSU 軽井沢御代田・柳原章央総料理長:
「地元の食材でどういうものが作れるか、紹介したくて。みんなでご飯を食べるというのが、とても楽しいということを改めて思ってもらいたい」
学校の共同調理場とシェフが試作を重ね、本格的ながら調理の工程や費用を通常通りに抑えられるよう工夫したそうです。
町とホテルは、今後も連携して地域の魅力を伝えていきたいとしています。
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