参院選長野県区の投票(7月10日)
長野県内の投票率は57.7%でした。過去3番目に低かったものの、前回2019年を3.41ポイント上回りました。
記者:
「政権選択といった選挙ではないため盛り上がりに欠ける印象がありましたが、県内だけでなく全国でも前回より上がりました。8日の安倍元首相銃撃事件は県内にも衝撃が走りましたが、『暴力による言論封殺』は許されないなどと投票に行ったという県民も多くいました」
選挙戦最終盤の8日、奈良市で応援演説中に銃撃され、亡くなった安倍元首相。
これまで選挙応援などで何度も県内入りしてきました。今回も8日に応援で訪れる予定でしたが、急きょ取りやめになっていました。
銃撃事件は県民の投票にも影響を与えていたようです。
街の人は…
70代:
「民主主義を否定する(行為)、憤りを感じました。自分自身の考え方に基いて投票すべきじゃないか」
20代:
「安倍さんのことがあったから、自分の一票で何かが変わるのであればと、行くことを決断しました」
一方、10日、自民党・松山さんの会場には記帳台が設けられ、訪れた人たちは手を合わせていました。
自民党県連・後藤茂之会長:
「暴力に屈することなくしっかり投票所に行く、選挙を粛々とやるということが私たちの国の民主主義を守るという、そういう国民の気持ちにもつながったのでは」
当選した杉尾秀哉さんは…
立憲民主党・杉尾秀哉さん:
「私自身も本当にショッキングでしたし、選挙のことを考えられないくらい一時、頭の中も混乱しました。安倍元首相のご冥福を心よりお祈り申し上げたい」
長野放送[/MARKOVE]