犬虐待事件の家宅捜索(2021年9月・長野県松本市)
長野県は犬や猫などを販売、飼育、繁殖しているペット業者への立ち入り調査を行っていて、これまでに14の業者に飼育環境を改善するよう呼び掛けていたことがわかりました。
この調査は2021年、松本市の犬販売業者が劣悪な環境で多数の犬を飼育して虐待したとされる事件を受けて実施しているものです。
県は2021年11月から県内の90のペット業者に立ち入り検査を行い、これまでに84業者の検査を終えています。(※6月2日時点)県によりますと、このうち14業者で犬の糞尿の掃除や爪切りが十分に行われていないなどの問題がわかったということです。
県は松本市の犬販売業者の事件後に策定した行政指導の要領に基づき、飼育環境を改善するよう2回指導したとしています。しかし、このうち1業者は2回指導後も改善がみられず、2022年1月に計画書や始末書を提出させ改善したことを確認したということです。残る13業者については指導を継続しています。
県は6月中に全業者への検査を終える予定です。
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