多くの児童がマスクを外してダンスの練習(長野市)
小学校の運動会です。23日、政府は学校でのマスクの着用について、距離が確保されている場合や暑さ指数が高い場合は着けなくてもよいとする方針を示しました。こうしたマスク着用の「緩和」などを受けて多くの小学校が運動会の開催方法を見直しています。長野市のある小学校は分散開催を見送り、3年ぶりに全校そろっての開催を予定しています。
長野市の裾花小学校は6月4日に運動会を予定しています。24日も2年生がダンスの練習に励んでいましたが…多くの児童がマスクをしていませんでした。
去年、裾花小の運動会は消毒などを徹底しつつ、密を避けるため2学年ごと、時間を区切っての分散開催。競技がない学年は教室で授業を受けていました。
今年の運動会は?
裾花小学校・祢津賢司教頭:
「全校で集まれるかということで悩みましたが、屋外だし『つながる』ということや、応援しあう時間を大事にしたい」
感染レベルなどを勘案して今年は3年ぶりに全校そろっての開催を決定。
ただ接触を伴う競技を減らすなどしており、時間はコロナ前より短く、保護者の参観も時間をずらし人数を制限します。
では、マスクはどうするのでしょうか。
裾花小学校・祢津賢司教頭:
「席について距離が取れないときや、密集しているときはマスクをつけましょう。運動するときはマスクを外してと指導している」
政府の方針などに基づき裾花小も「マスク着用」の新ルールを決めました。
学校では、「気温・湿度や暑さ指数が高く、熱中症などのおそれがある場合」、「屋外で人と十分な距離を確保できる場合」はマスクを外す。
一方、密になる場合はマスクを着用するよう指導しています。
担任:
「きょうも暑くなっているので、マスクは外します」
(記者リポート)
「校庭で運動会の練習が行われているのですが、児童はほとんどマスクをしていません」
児童:
「マスク外してるほうがいい」
「(マスクを)着けたり外したりするのはめんどうだけど、ダンスのときは外すとやりやすい」
「(運動会を)楽しみだなって思ってる。(全校一緒の運動会は)みんなとまざっていいなと思う」
まだ制限はあるものの、3年ぶりに全校そろっての開催。学校側は児童に運動会から多くのことを学んでほしいとしています。
長野放送[/MARKOVE]