舞台あいさつをした白鳥玉季さんと李相日さん
広瀬すずさん、松坂桃李さん主演の映画「流浪の月」が13日から全国で公開されます。2人が暮らす風情ある街として長野県松本市が主なロケ地となった話題作です。
凪良ゆうさん原作の映画「流浪の月」。監督・脚本は「フラガール」や「悪人」などっを手掛けた李相日さん、主演は広瀬すずさんと松坂桃李さんです。
ロケの中心となった松本市で11日夜、舞台あいさつが行われました。
NBS長野放送
李相日監督:
「松本含め、長野の風景一つ一つの空気感が、映画に非常に大きな力を与えてくれています」
広瀬すずさん演じる10歳で誘拐事件の被害女児とされた更紗と、松坂桃李さん演じる当時「誘拐犯」とされた青年・文の再会で物語が動き始めます。
(記者リポート)
「物語の重要な舞台となるカフェが、松本市の女鳥羽川沿いにあり、周辺でもロケが行われました」
ロケが行われた建物
こちらの建物は文が働くカフェに。レトロな雰囲気を生かして中にセットが組まれました。松本でのロケはこの建物がきっかけでした。
李相日監督:
「(カフェとなる建物を)東京、神奈川、関東近郊をくまなく探して全く見つからず、本当に奇跡的に出会いまして。人と自然がすごく融合して見える街並み、歴史もありますし、あとは文化の香りですよね。そういった清廉さみたいのがコンパクトな街の中にギュッと詰まっている感じが、2人の生きている空間ってもしかしたらこういう場所なのかなっていう感じがしました」
コンコースカフェ・津田直也オーナー
撮影は本町通りに実在するカフェでもロケが行われました。
ロケが行われたコンコースカフェ・津田直也オーナー:
「最初は正直驚きましたけど、こういう(店の)空間を自分なりにつくってきたものを映画で使っていただけるということで、大変うれしかったです」
夏限定のゴーヤのカーテンは、撮影のため10月まで残しました。本編でも緑が生かされています。ロケは1日がかりで、津田さんは何度もドリンクを作ったそうです。
コンコースカフェ・津田直也オーナー:
「遠慮して役者さんはしっかり見られなかったですけど、大変貴重な経験をさせていただきました」
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