長野放送
ポーランドでウクライナからの避難民を支援している長野県千曲市出身の男性に支援金を送ろうと、長野県上田市で29日、コンサートが開かれました。
哀愁を帯びたコカリナの音。ウクライナ避難民を支援しようと開かれた「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート」です。
(ビデオメッセージ)
「(ロシア軍の侵攻で)人々の家族、学校生活が一気に破壊された。多くのウクライナ人のアイデンティティーでさえも深く傷つけられてしまった」
ビデオメッセージを寄せた千曲市出身の坂本龍太朗さん。ポーランド在住で、ウクライナからの避難民を支援しています。
コカリナ奏者でもある坂本さんと黒坂さんが交流があったことから、コンサートの売上金などが坂本さんを通じて支援に役立てられることになりました。
コンサートを主催した団体・岩田悦子代表:
「誰もが心を痛めて、何かしたいと思ったと思う。私たちもコカリナという楽器を通して支援活動ができればと」
コンサートでは、ウクライナで撮影された映画「ひまわり」のテーマ曲をコカリナ奏者・黒坂黒太郎さんの指揮で120人が演奏しました。
観客:
「ずっしりと心に響き渡って涙が出てきそうな感じで」
「長く支援していければいい」
坂本さんもビデオメッセージで息の長い支援を呼びかけました。
(坂本龍太朗さんのビデオメッセージ)
「長い復興の時間が必要。戦争が終わってもウクライナ情勢に関心を持って支援を続けてほしい。もし、皆さんの周りにウクライナ避難民がいらっしゃたら、温かく迎え入れてほしい」
長野放送[/MARKOVE]