土煙を上げて林間コースを駆け抜ける車
初心者ら対象のラリー競技会「トヨタ・ガズー・レーシングラリーチャレンジ2022」(実行委員会主催)の「八ケ岳茅野」大会は17日、長野県茅野市北山の北八ケ岳ロープウェイ駐車場周辺で開いた。市内で開かれるのは3年ぶり。県内外から83台が出場し、林間コースを土煙を上げて疾走した。
市、茅野商工会議所、ちの観光まちづくり推進機構で構成する実行委の主催。トヨタ自動車ゆかりの聖光寺がある市内での開催は18、19年に続き3回目。新型コロナ感染拡大の影響で20、21年は中止された。今回も感染が収束しないため、ラリー競技は無観客とし、イベントは中止した。メイン会場は市運動公園から変更した。
全国で3~11月に行われる12戦のうちの第2戦。ドライバーと、助手席に座るナビゲーター役「コ・ドライバー」の2人一組で出場した。Eクラス(エキスパートクラス)とCクラス(チャレンジクラス)があり、一般道を閉鎖して記録を競う区間(スペシャルステージ=SS)はEクラス8本・約13キロ、Cクラス6本・約8キロが設定された。
林間内のSSではスピードをなるべく落とさずにコーナーに挑み、巧みな運転技術で駆け抜けた。茅野商議所青年部からはドライバーの小平謙治さん(53)とコ・ドライバーの小池智樹さん(37)が参加。3年前と役割を交代して出場した。10代の頃は一時レーサーを夢見たという小平さんは「クラッシュしたらどうしようと思ったが、ある程度思った通りに走行できた。普段味わえない体験ができて楽しかった」と振り返った。
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